Airbnb(世に言う「民泊」) ホスト日記

Airbnbのホストを始めて4年目に突入。気がついたことを書き留めておきます。ホストを検討されている方やホストをされている方の参考になればと思います。ほとんどグチです。

レビューについて

もうすぐ3年目を迎えます。さすがにレビューも気にならなくなりました。

今まではどのゲストがいくつのスコアを点けてたかをチェックしていたのですが、それも面倒になり止めてしまいました。

同じサービスをしていても低いスコアを点けていく人たちはいます。どうしようもありません。

相手のレビューも、すごく感じの良かったゲスト以外は放置することにしました。今シーズンはまだ1件しかレビューを書いていません。どっちでもいい人たちの為に時間とエネルギーを費やしてレビューを書く義理もないですし。

本当に酷いゲストには次のホストの為にレビューにその旨を書きますが、ちょっとしたダメ出しみたいなことは書くのも憚れるので、結局は当たり障りのないレビューを書いていました。それもどうかと思い始めたので、もうレビューは書かない方向にしました。

先日、キッチンの食材やビール(キッチンはシェアで私のストックです)を思いっきり食べて飲んでいったゲストがいました。今まで何百人とゲストを受け入れてきましたが初めてのことでした。チェックアウトまでに食べたり飲んだりした分を補充していくのかと思っていたら、そのまま。50歳くらいのフランスからのカップルだったのですが、本人たちは全く当たり前に思っているようです。食べていいなんてもちろん一言も言っていません。2〜3千円分相当でしょうか。よっぽど請求しようかと思いましたが忘れることにしました。レビューにも書こうかと思いましたが、止めました。せっかく気分良く旅行した彼らの記憶を台無しにしたくありません。もう2度と会わない人たちでしょうし。本当に色んな人がいます。

*今月に入ってからヨーロッパからのゲストたちが次々と買い置きの食料品を当たり前に思いっきり食べていきます。そしてレビューやスコアには「それはないでしょ」みたいな事をガンガン書いていきます。なんなんでしょう?一体...。こういうゲストには見つけられたくないです、ホント。

シーズンイン

3月の半ばからシーズンインに突入しました。冬の閑散シーズンが終わり、この1ヶ月はほとんど予約が入っていました。今週と来週の平日はまだ空きがありますが、ゴールデンウィーク明けまではほぼ予約が入っています。

ここまで、去年と違うのはヨーロッパからのゲストとアジアからのゲストが半々くらいになっています。1年目は圧倒的にヨーロッパのゲストが多く、去年はアジア圏のゲストが多かったのですが、今年は半々くらいです。アジア圏からのゲストはAirbnbに登録したばかりの人が多いです。本当は避けたいのですが、断るのも気の毒なので受け入れています。が、面倒な事が多いです。

ひとまず春までと思っていたのですが、秋まで予約を受けるようにしました。今シーズンはまだヒドい目にもあっていないので、もう少し頑張ってみようと思います。

去年のパターンだと、ゴールデンウィーク明けからは少しスローになり稼働率が10%ちょっと。7月の下旬から8月の終わりまでが再びハイシーズン、9月は静かになって10月と11月に再びハイシーズン、といった感じでしょうか。2年前の9月は忙しかったんですが、今年はどうでしょう?

今、韓国への旅行が避けられているようなので、その流れで日本の地方都市への旅行者が更に増えるかもしれません。

民泊新法(住宅宿泊事業法)ですか

民泊新法が制定されるようですね。内容はざっと見ました。フツーに空いてる部屋を貸し出している人たちにとっては、特段に問題のない内容なのかなと思いました。

min-paku.biz

業者の人たちはやりにくくなるのかも知れませんが。不動産業で空き部屋を回転させて儲けてやろうと思ってた人たちが淘汰されるので良いのではないかと思います。

年間180日ということは、50%の稼働率です。なかなかの数字だと思います。副業としてやるにはあまり支障のない設定です。それ以上でガツガツやって儲けを出している人たちは業者の人たちでしょうから、それで採算が取れないのであれば撤退どうぞです。

 

シーズンオフ

12月の中旬から完全にシーズンオフとなりました。去年と同じ流れであれば、このまま3月後半までほとんど予約はないと思われます。

安いワンルームマンション丸貸し物件が、去年よりも多く登録されているので、ローバジェットのゲストはそちらに流れているでしょう。仕方ありません。利益を半分にして予約を多く取るよりも、利益を倍にして半分の予約で運営する方を選んだのですから。

春以降の予約をどうするのか決めかねていたのですが、一応ゴールデンウィーク辺りまでの予約を受け付けることにしました。もう少し民泊で稼がせて貰おうと思います。料金設定は昨シーズンよりも1割増しで設定しています。

11月末辺りから完全に放置していたのですが、少しリサーチして他の民泊サイトにも登録してみようかと思っています。ハイシーズンに向けて、一番利益の高そうな方法にトライしてみるつもりです。

話は変わりますが、先日予約問い合わせで色々と聞いてくる人がいました。部屋のことでは全くなく「こういった旅程を予定しているが、JRパスはどういったのがいいと思うか」とか旅行代理店に尋ねるような内容ばかりです。「部屋の予約できていないことに気付いてないのかな?」と思い確認してみた所「検討してスケジュールを変更することにしたので、そこには泊まらないわ。色々とありがとう。」だそうです。さすがに呆れました。AUからの女性一人旅とか。大晦日までの10日間の出来事でした。
本当に色々な人がいます。

繁忙期と閑散期について

Airbnbに部屋を登録してから1年と半年が過ぎようとしています。
2周目を迎えて、色々とペースも分かって来ました。

3月半ばから12月の初旬までほぼ半分が予約で埋まっている状態です。稼働率50%といった所でしょうか。
去年のパターンだと、このあとはほとんど予約が入りません。この辺りは冬には何もなく観光施設も閉まっていたりします。ゲストハウスなども閉めている所も多いです。完全にシーズンオフと割り切って、そのつもりで計画を立てようと思っています。
一軒家なので、冬の光熱費はバカになりません。セントラルヒーティングが当たり前の海外に比べると、古い日本家屋では限界があります。寝具なども冬は手間が掛かりますし。寒さと不便さでスコアが下がってしまう上に、経費も飛び切り掛かるのでは割が合わなさ過ぎます。

ずっと半年先までの予約を受付していましたが、来年の3月以降の予約については受付しないままでいます。
来シーズンもAirbnbを続けるかどうか決めかねているからです。年が明ける頃にはどうするのかを決めようと思っています。

Airbnbの補償や保険の制度について

7-8月はほとんど毎日予約で埋まっていたのですが、9月は予約が少なかった上に直前に「台風でキャンセルしたい(この辺りは台風の影響はないにも関わらず、キャンセル料はなし)」などと、9日間しか埋まりませんでした。

今朝、3泊した中国からの女子3人組がチェックアウトしたのですが、部屋は散々な状態でした。家じゅうの床はベタベタで埃とゴミと髪の毛で覆われていて、キッチンもグチャグチャ。クローゼットスペースにはお風呂場から水が入った洗面器が運ばれていて、床は水浸しで、その上にバスタオルが放られていました。お風呂場も足元は髪の毛とゴミで覆われてました。部屋の付属品は全て出しっ放し、使いっ放し。電気はどこも点けっ放し。お風呂場にはキッチンのお皿が移動してました。靴を履いて家の中を歩いていたのかと疑うしかないほどにムチャクチャです。

このままだと、これが当たり前になってしまうので、次のホストの為にも「余分な清掃代金」として請求することにしました。(ちなみに宿泊の際の清掃代はゴミの処分代程度しかチャージしていません。)Airbnbのカスタマーセンターにも連絡しましたが、いつもの如く何の役にも立ちません。取り敢えず、状況を全て写真に収めて、ゲストに請求しました。支払いには合意しないでしょうが、これがまともな状態ではないことを認識してもらわなければなりません。

彼女たちにメッセージを送ったところ「前のホストは何も言わなかった」とか「掃除しろとは書いてなかった」とかで、お詫びの一言もありません。

こういった被害に対しての補償はないといっていいと思います。ホストの労働や時間の拘束に対する補償はゼロです。とにかく実費のみです。

前にも中華系2組の2歳児連れのママ友旅行でやって来たゲストにムチャクチャされたことがありました。その時は部屋の中のリモコンが全て隠されていて、部屋の電気は全てつけっ放し。リモコンを半日探しましたが、一つは見つからないまま(天井照明のリモコンでした)。次のゲストの為に電気工事をして貰わなければなりませんでした。

その時にもカスタマーセンターに連絡しましたが結局、いつものパターンでした。日本では「何も分かりません。担当者から連絡します。」で、アメリカから英語でメール。あれこれ指示され、全てを言われた通りにしましたが支払われたのはリモコンの実費だけ。電気工事の工賃はホスト負担。私が掃除や工事の手配で丸1日潰した事などは全く考慮されません。全てホストの持ち出しです。補償制度なんてあってないようなものです。写真や工事の請求書などあらゆる書類を揃え提出しても「補償されません」「担当者の判断です」と却下。理由の説明などもありません。「担当者の判断は何があっても覆りません」だそうです。何の為の手続きなんだ?なんのガイドラインもなくその時に当たった「担当者」がダメだと言えば終了。カスタマーセンターに電話して状況を説明すると「それはおかしいですね。もう一度確認してみます。」とその場では言われますが、本部からは「もう終わった案件です。」だと。何なんだ?このシステム。こういうのが今の世の中で許されるの??

Airbnbが掲げている「保険制度」もホストの所有する物品に対する実費でしか補償されません。マンションでゲストが水を出しっ放しにし、下の階の部屋をダメにしたとしても、それは補償外です。ホストの負担となります。

Airbnbが補償した!」みたいなニュースも目にしますが、それも以前は一切補償がなく、被害にあったホストが散々SNSなどで働きかけ拡散された為に、当初は全く相手にしていなかったAirbnbが対応せざるを得なくなったというのが真相の様です。あの「補償した」エピソードもほんの数件で、ほとんどはAirbnbのプロモーションで利用される為にしか思えません。

 

 * 結局、今回は何度かやり取りをした後に請求額通りに支払われる事になりました。ゲストの言い訳が凄まじくて呆れました。幼稚な言い訳がドンドンとエスカレートして行き、途中から「ゴキブリがいた」とかまで言い始める始末。こういう人たちは本当にどうしようもないです。

 

▼補償制度ってこの程度のハナシです▼

community.withairbnb.com

検索システムについて

最近、問い合わせで「駅から歩いてどのくらいですか?」と質問されることが多くで「リストに書いてある通り、歩いて5分です」というやり取りを何度もしています。
最近は、部屋の掲載件数も1年前の10倍になっていることもあり、リサーチがてら、検索リストのマップを確認してみると、ここの物件の表示位置が実際よりも駅から数ブロック離れた場所になっていました。
前に確認した時には、ほぼ相違なく表示されていました。3軒離れた場所で他のホストが新規で掲載した部屋は、ほぼ相違なく表示されています。実際はその新規の部屋の方が駅から遠いにも関わらず、地図上ではここの部屋の方がかなり遠い場所に表示されているのです。
この状況をairbnbカスタマーサービスにメールで報告したところ「お客様の個人情報を守る為です。実際とマップの表示は、数ブロック離れていますが、お客様が勘違いするほどではないと思います。問い合わせにはその都度ご説明下さい。」という回答でした。
いやいやいやいや、説明と地図の位置が食い違っているから問い合わせしてるんでしょうが。十分に誤解を招いてます。問い合わせして来る人には説明が出来るけど、ほとんどの人は地図を見て他の近い部屋を選んでると思いますし。「数ブロック」って何でもなく言って退ける感覚が理解できないんですが。
ご近所で数件リストに掲載されていますが、ここが一番駅から近いのに一番遠くに表示されてます。酷くないですか?新規の部屋と場所が地図で重ならないようにと、こちらが遠くに配置されるって何なんでしょう?地図上では歩いて10分くらいの場所に表示されてます。
airbnbのこういう無理解な回答には本当に落胆しかありません。
将来的にこのままのairbnbでは続かないだろうと思っています。カスタマーサービスがお粗末過ぎます。