Airbnb(世に言う「民泊」) ホスト日記

Airbnbのホストを始めて4年目に突入。気がついたことを書き留めておきます。ホストを検討されている方やホストをされている方の参考になればと思います。ほとんどグチです。

Airbnbの補償や保険の制度について

7-8月はほとんど毎日予約で埋まっていたのですが、9月は予約が少なかった上に直前に「台風でキャンセルしたい(この辺りは台風の影響はないにも関わらず、キャンセル料はなし)」などと、9日間しか埋まりませんでした。

今朝、3泊した中国からの女子3人組がチェックアウトしたのですが、部屋は散々な状態でした。家じゅうの床はベタベタで埃とゴミと髪の毛で覆われていて、キッチンもグチャグチャ。クローゼットスペースにはお風呂場から水が入った洗面器が運ばれていて、床は水浸しで、その上にバスタオルが放られていました。お風呂場も足元は髪の毛とゴミで覆われてました。部屋の付属品は全て出しっ放し、使いっ放し。電気はどこも点けっ放し。お風呂場にはキッチンのお皿が移動してました。靴を履いて家の中を歩いていたのかと疑うしかないほどにムチャクチャです。

このままだと、これが当たり前になってしまうので、次のホストの為にも「余分な清掃代金」として請求することにしました。(ちなみに宿泊の際の清掃代はゴミの処分代程度しかチャージしていません。)Airbnbのカスタマーセンターにも連絡しましたが、いつもの如く何の役にも立ちません。取り敢えず、状況を全て写真に収めて、ゲストに請求しました。支払いには合意しないでしょうが、これがまともな状態ではないことを認識してもらわなければなりません。

彼女たちにメッセージを送ったところ「前のホストは何も言わなかった」とか「掃除しろとは書いてなかった」とかで、お詫びの一言もありません。

こういった被害に対しての補償はないといっていいと思います。ホストの労働や時間の拘束に対する補償はゼロです。とにかく実費のみです。

前にも中華系2組の2歳児連れのママ友旅行でやって来たゲストにムチャクチャされたことがありました。その時は部屋の中のリモコンが全て隠されていて、部屋の電気は全てつけっ放し。リモコンを半日探しましたが、一つは見つからないまま(天井照明のリモコンでした)。次のゲストの為に電気工事をして貰わなければなりませんでした。

その時にもカスタマーセンターに連絡しましたが結局、いつものパターンでした。日本では「何も分かりません。担当者から連絡します。」で、アメリカから英語でメール。あれこれ指示され、全てを言われた通りにしましたが支払われたのはリモコンの実費だけ。電気工事の工賃はホスト負担。私が掃除や工事の手配で丸1日潰した事などは全く考慮されません。全てホストの持ち出しです。補償制度なんてあってないようなものです。写真や工事の請求書などあらゆる書類を揃え提出しても「補償されません」「担当者の判断です」と却下。理由の説明などもありません。「担当者の判断は何があっても覆りません」だそうです。何の為の手続きなんだ?なんのガイドラインもなくその時に当たった「担当者」がダメだと言えば終了。カスタマーセンターに電話して状況を説明すると「それはおかしいですね。もう一度確認してみます。」とその場では言われますが、本部からは「もう終わった案件です。」だと。何なんだ?このシステム。こういうのが今の世の中で許されるの??

Airbnbが掲げている「保険制度」もホストの所有する物品に対する実費でしか補償されません。マンションでゲストが水を出しっ放しにし、下の階の部屋をダメにしたとしても、それは補償外です。ホストの負担となります。

Airbnbが補償した!」みたいなニュースも目にしますが、それも以前は一切補償がなく、被害にあったホストが散々SNSなどで働きかけ拡散された為に、当初は全く相手にしていなかったAirbnbが対応せざるを得なくなったというのが真相の様です。あの「補償した」エピソードもほんの数件で、ほとんどはAirbnbのプロモーションで利用される為にしか思えません。

 

 * 結局、今回は何度かやり取りをした後に請求額通りに支払われる事になりました。ゲストの言い訳が凄まじくて呆れました。幼稚な言い訳がドンドンとエスカレートして行き、途中から「ゴキブリがいた」とかまで言い始める始末。こういう人たちは本当にどうしようもないです。

 

▼補償制度ってこの程度のハナシです▼

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